2024/5/20・21 ブロンカラーライティングセミナー
ブロンカラー社専属フォトグラファーとして長年活動している、Mr.Urs Recher(ウルス・レッカー氏)がスイスから来日！Mr.Urs Recherを招いてのブロンカラー製品使用の撮影セミナーは、なんと7年ぶり。二日開催、両日ともに盛況。この度はご来場のお客様、ご参加いただき誠にありがとうございました。
今回は、セミナー内容の一部を写真とレポートでご紹介いたします。
第一章 商品撮影
小麦粉で作ったセットに化粧品のビンを埋め、SmokeGenieを使用する。ウルスの今回のコンセプトは「メテオ・インパクト」一体どんな一枚が生み出されるのだろう。
まずはピコライト一灯をバックライトとして当てるだけの撮影。小型の被写体には、ピコライトが相応しい。プロジェクションアタッチメントを使用して、照射角を被写体のビンと同じ幅まで狭めた。
続いて二灯目のピコライトを被写体の正面から照射。これにはソフトボックス 35×60cmを装着し、照明の位置を調整しながら絵の透明感や質感をコントロール。
三灯目は被写体の真上から。アパーチャーマスクで照射する円のサイズを変える。仕上げにSmokeGenieで地表から舞い上がる砂を演出し、商品撮影は終了。
撮影データPhase One IQ4＋Schneider Kreuznach 120mm F4 マクロ Blue Ring,SS1/100,f16,ISO100出来上がった写真がこのカット。「メテオ・インパクト」をきちんと想起させる、宇宙の神秘が感じられるカットとなった。Phase One IQ4の1億万画素とレンズのキレ、そしてピコライトの取り回しの良さが生んだMr.Urs Recherの傑作だ。
第二章 人物撮影
続いては、皆様大好き人物撮影。モデルはチンシウさん(＠tran4y_0310)。にこやかに愛嬌を醸しながらも、印象的な芯の見える表情が魅力のモデルだ。彼女は英語が堪能で、Mr.Urs Recherとも初対面ながら会話を楽しむ様子も見受けられた。
まずはシロス400S一灯に、ソフトボックス 90×120㎝を装着して使用。Mr.Urs Recherは灯体とモデルの距離を少しずつ遠ざけながら、ライティングの最適解を探る。
灯体とモデルの距離がこれだけ近くとも、ブロンカラーのソフトボックスは均一で柔らかな、人肌の描写に相応しい明りをもたらす。
続いて、顔側面のシャドウを浮かび上がらせるために、白いカラーボードを用いてシロスの閃光をバウンス。
IQ4の645サイズセンサーではピントが極めて浅くなるため、f5.6まで絞り被写体深度を確保。解放から一段絞ることで、LS120mm f4 Macroの描写力は更に増すことになる。
撮影データ
Phase One IQ4＋LS120mm f4 Macro,SS1/125,f5.6,ISO200シンプルなライティングだが灯体とカラーボードの配置やバウンスのテクニック、そしてモデルとカメラマンの豊かなコミュニケーションがこの一枚に結実した。
第三章 ハイスピード撮影最後は、サトス1600の圧倒的なスペックを存分に用いたハイスピード撮影。水を含んだグラスに空のグラスを激突させ、すべてが弾けるその一瞬を捉える。
今回選ばれた灯体はパルソL。サトスとの併用で、こちらもフルスペックを発揮することができる。従来の機種ではできなかった灯体ごとの、色温度・閃光速度・発光回数の設定ができ、サトス+パルソLの1台3灯ですべての撮影を賄うことが可能だ。
鏡の上にはグラスを、グラスの背後にはアクリル板を、そしてアクリル板を隔てた向こう側と空のグラスが飛び込む延長線上にはパルソLが構えた。
Mr.Urs Recherが持ち込んだ、破裂音に反応してシャッターを切る装置をセットし、いよいよ準備完了。Mr.Urs Recherが握る空のグラスがその右手を離れる。刹那、ふたつのグラスが弾け耳をつんざく破砕音とともに、二灯のパルソLの閃光がスタジオ内を瞬きよりも速く駆けた。
Phase One IQ4＋LS80mm f2.8 ,SS2,f16,ISO100グラスの水が弧を描き、粉塵と化したガラスの破片が散る。サトス1600+パルソLが叶える異次元の1/28500秒発光が、撮影体験を鮮烈なものにした。
以上でセミナーレポートは終了です。
弊社では今回セミナーで使用しましたサトスなどの製品は、ご購入だけでなくレンタルでのご提供もしております。
ブロンカラー最新機種サトス、パルソLヘッド、バッテリーおトクにレンタルできるキャンペーンを実施中！
アガイ商事では引き続き皆様のお力になるイベント・セミナーを開催してまいります。是非、奮ってご参加ください！
イベント
2024/5/20・21 ブロンカラーライティングセミナー
ブロンカラー社専属フォトグラファーとして長年活動している、Mr.Urs Recher(ウルス・レッカー氏)がスイスから来日！
Mr.Urs Recherを招いてのブロンカラー製品使用の撮影セミナーは、なんと7年ぶり。
二日開催、両日ともに盛況。この度はご来場のお客様、ご参加いただき誠にありがとうございました。
今回は、セミナー内容の一部を写真とレポートでご紹介いたします。
第一章 商品撮影
小麦粉で作ったセットに化粧品のビンを埋め、SmokeGenieを使用する。
ウルスの今回のコンセプトは「メテオ・インパクト」一体どんな一枚が生み出されるのだろう。
まずはピコライト一灯をバックライトとして当てるだけの撮影。小型の被写体には、ピコライトが相応しい。
プロジェクションアタッチメントを使用して、照射角を被写体のビンと同じ幅まで狭めた。
続いて二灯目のピコライトを被写体の正面から照射。
これにはソフトボックス 35×60cmを装着し、照明の位置を調整しながら絵の透明感や質感をコントロール。
三灯目は被写体の真上から。アパーチャーマスクで照射する円のサイズを変える。
仕上げにSmokeGenieで地表から舞い上がる砂を演出し、商品撮影は終了。
撮影データ
Phase One IQ4＋Schneider Kreuznach 120mm F4 マクロ Blue Ring,SS1/100,f16,ISO100
出来上がった写真がこのカット。「メテオ・インパクト」をきちんと想起させる、宇宙の神秘が感じられるカットとなった。
Phase One IQ4の1億万画素とレンズのキレ、そしてピコライトの取り回しの良さが生んだMr.Urs Recherの傑作だ。
第二章 人物撮影
続いては、皆様大好き人物撮影。モデルはチンシウさん(＠tran4y_0310)。
にこやかに愛嬌を醸しながらも、印象的な芯の見える表情が魅力のモデルだ。
彼女は英語が堪能で、Mr.Urs Recherとも初対面ながら会話を楽しむ様子も見受けられた。
まずはシロス400S一灯に、ソフトボックス 90×120㎝を装着して使用。
Mr.Urs Recherは灯体とモデルの距離を少しずつ遠ざけながら、ライティングの最適解を探る。
灯体とモデルの距離がこれだけ近くとも、ブロンカラーのソフトボックスは均一で柔らかな、人肌の描写に相応しい明りを
もたらす。
続いて、顔側面のシャドウを浮かび上がらせるために、白いカラーボードを用いてシロスの閃光をバウンス。
IQ4の645サイズセンサーではピントが極めて浅くなるため、f5.6まで絞り被写体深度を確保。解放から一段絞ることで、LS120mm f4 Macroの描写力は更に増すことになる。
撮影データ
Phase One IQ4＋LS120mm f4 Macro,SS1/125,f5.6,ISO200
シンプルなライティングだが灯体とカラーボードの配置やバウンスのテクニック、そしてモデルとカメラマンの豊かなコミュニケーションがこの一枚に結実した。
第三章 ハイスピード撮影
最後は、サトス1600の圧倒的なスペックを存分に用いたハイスピード撮影。
水を含んだグラスに空のグラスを激突させ、すべてが弾けるその一瞬を捉える。
今回選ばれた灯体はパルソL。サトスとの併用で、こちらもフルスペックを発揮することができる。
従来の機種ではできなかった灯体ごとの、色温度・閃光速度・発光回数の設定ができ、サトス+パルソLの1台3灯ですべての撮影を賄うことが可能だ。
鏡の上にはグラスを、グラスの背後にはアクリル板を、そしてアクリル板を隔てた向こう側と空のグラスが飛び込む延長線上にはパルソLが構えた。
Mr.Urs Recherが持ち込んだ、破裂音に反応してシャッターを切る装置をセットし、いよいよ準備完了。
Mr.Urs Recherが握る空のグラスがその右手を離れる。刹那、ふたつのグラスが弾け耳をつんざく破砕音とともに、二灯のパルソL
の閃光がスタジオ内を瞬きよりも速く駆けた。
撮影データ
Phase One IQ4＋LS80mm f2.8 ,SS2,f16,ISO100
グラスの水が弧を描き、粉塵と化したガラスの破片が散る。
サトス1600+パルソLが叶える異次元の1/28500秒発光が、撮影体験を鮮烈なものにした。
以上でセミナーレポートは終了です。
弊社では今回セミナーで使用しましたサトスなどの製品は、ご購入だけでなくレンタルでのご提供もしております。
ブロンカラー最新機種サトス、パルソLヘッド、バッテリーおトクにレンタルできるキャンペーンを実施中！
アガイ商事では引き続き皆様のお力になるイベント・セミナーを開催してまいります。是非、奮ってご参加ください！